松本太一録

ナッツを食べる頻度が高い人ほど健康&長生きであることが明らかに!

ナッツを食べる頻度が高い人ほど健康&長生きであることが明らかに!

ナッツを食べる人は、そうでない人に比べて死亡率が低い、すなわち長生きするという研究結果が、超名門英国科学雑誌New England Juornal of Medicineで発表されましたので、情報をシェアします!

研究の背景



ナッツは栄養分が濃縮された食べ物で、不飽和脂肪酸や食物繊維、ビタミン、ミネラル、フェノール系酸化防止物質や植物ステロールなどの生物活性物質を多く含んでいます。

過去に行われてきた観察研究や臨床研究の結果から、ナッツを摂取することは、冠動脈性心疾患やその指標となるバイオマーカーに有益な効果をもたらすことが示唆されてきました。

これらの発見をもとに、米国・食品医薬品局は2003年に、「どのナッツでもいいので1日に43gを食べることで心疾患のリスクを下げられる。」と結論づけました。

つい最近になって、心血管系リスクが高い患者さんを対象としたランダム化された一次予防試験の結果から、「ウォールナッツやヘーゼルナッツ、アーモンドを一部に使った地中海料理を食べてもらった参加者では、そうでは参加者に比べて、心血管系イベントが明らかに少なかった。」ということが明らかになりました。

また、ナッツを摂取することは、酸化ストレスや炎症、内臓脂肪症、高血糖、インスリン耐性、内皮機能不全を引き起こす物質を減少させることも明らかになっています。

これらの前向きコホート研究から、ナッツ摂取は2型糖尿病やメタボリックシンドローム、大腸がん、高血圧、胆石、憩室炎、炎症性疾患による死亡のリスクを上げることがあると考えられています。

このようにナッツの摂取が様々な慢性疾患を改善する効果はわかってきましたが、ナッツの摂取が死亡率とどのように関係するのかはわかっていません。これを突き止めようとしたいくつかの研究も、検体数が少なかったり、適切に補正されていないため、そこか得られる知見は限られたものでした。

そこで私達は、看護師健康調査参加者の女性7万6,464人と、医療従事者追跡調査参加者の男性4万2,498人を対象に、ナッツ摂取頻度と総死亡率と原因別死亡率の関連について分析を行いました。

この研究では、30年間にわたり、27000例以上の死亡例に関するデータを示します。

(via:Association of Nut Consumption with Total and Cause-Specific Mortality


明らかになったこと



  • 参加者のリスク因子について補正してデータを解析したところ、男女共に、ナッツを食べる頻度が多いほど死亡率が低かった。

  • 摂取頻度ハザード比信頼区間
    週1回未満摂取0.930.90~0.96
    週1回摂取0.890.86~0.93
    週2~4回摂取0.870.83~0.90
    週5~6回摂取0.850.79~0.91
    週7回以上摂取0.800.71~0.86


  • がん死亡、心臓病死亡、呼吸器疾患による死亡についても、ナッツを摂取する頻度が高いほうが死亡率は低かった。


個人的に考察


ナッツのパワー、恐るべし!という言葉に尽きますね。この研究の背景にも書かれているように、不飽和脂肪酸や食物繊維、ビタミン、ミネラル、フェノール系酸化防止物質や植物ステロールなどの生物活性物質を多く含んでいるので、「なんとなく健康にはよさそう」とは感じていましたが、まさか死亡にも関係しているとは驚きです。

ナッツを食べる機会ってどのくらいあるかな~と思い出してみると、バーなんかでミックスナッツを食べる時くらいでしょうか。米国・食品衛生局は1日43gを推奨していますが、バーでナッツをつまむ時はもそんなに食べてない気がします。

ナッツ摂取を習慣化するにはどうしたらいいかパッと考えてみると、

  • 自宅のテーブルにミックスナッツを常に置いておく。
  • 仕事場のデスクにミックスナッツ常に置いておく。
  • ナッツを使った料理を食べるように心がける。

といった対策が考えられるんじゃないでしょうか。

というわけで、奥さん、今夜の食材を買う時にミックスナッツも一緒に買い物かごにINしましょう。

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