松本太一録

福岡大学薬学部H25年度卒業生のみなさんへ

福岡大学薬学部H25年度卒業生のみなさんへ

福岡大学薬学部台49回卒業生のみんな、ご卒業おめでとうございます。君たちと会えなくなると思うと胸を締めつけられる思いです。

僕は君たちに何を与えられただろうか。何を残せただろうか。我が研究室の卒業生は3年、実習から仲良くなった卒業生は2年という短い付き合いだった。その間に君たちとは色んな話をした。馬鹿話をすることもあれば、叱ったこともあった。今振り返ると君たちの光り輝く前途に何かを刻むことができたかとても不安だ。

この松本太一録という稚拙な媒体を介しではありますが、て餞(はなむけ)の言葉を送りたいと思う。僕の話を鵜呑みにする必要はないけど、共感できるものがあれば心のどこかに留めていてほしい。

ここでは、僕が思う、社会人としてちゃんとやっていくために必要な力をご紹介したいと思う。

観察力


君たちは色んな方面で働き始めるだろう。どんな仕事でもそうだけど、上司や先輩の仕事っぷりをつぶさに観察してほしい。たとえば、大学院に進むのであれば、細胞の培養技術、動物の扱い・手術、ピペッティングなどなど本当に細かいところにデータが出るか否かは宿ている。薬剤師になるのであれば、患者さんの顔色や表情はこまめに観察すべきだし、医師や看護師の考えや動きを把握する必要があると思う。社会人として自立するためにはそれなりの知識と精神が必要。上司や先輩のいい所を観察して盗みとって欲しい。

独自性


上司や先輩を観察し、スキルを習得したら、ぜひ自分の意見を持つようにしてほしい。独自性を持つことが出来なければ、そこに君がいる価値はない。人の考えは十人十色。仕事を実験をしていくうちに必ず疑問点はでてくるはず。もし出なければ仕事に愛情がないのと同然。疑問が出てきたらそれをできるだけ伝えるようにしてほしい。もちろんポジションや人間関係の問題もあるだろうから、伝え方には注意が必要だ。

心配り


そして何よりも心配りが大切だと思う。研究するなら細胞や動物、実験器具や機械に対する愛情がなければ自信持ったデータなんか出せない。自分のことはもちろん大事にしてほしいけど、周りにいる人や物のことにも気を配りながら、全体を俯瞰する心持ちで仕事に臨んでほしい。

さいごに


他にも言いたいことはあるけど、多くを語ってもあれなんで、特に大切と思う3つのことをお伝えした。普段はこういう話はしなかったけど、君たちの今後の活動にお役に立てれば幸いです。

本日は謝恩会を開いていただいて誠にありがとうございます。君たちからいただいた花束の香りや何杯も飲まされたビールの味は一生忘れない。

URL :
TRACKBACK URL :

  • コメント ( 1 )
  • トラックバック ( 0 )
  1. You keep it up now, unenastrdd? Really good to know.

*
DigiPress

Return Top