松本太一録

焙煎世界チャンピオンが焙煎士がやってる珈琲屋「豆香洞(とうかどう)コーヒー」をレポートする!

焙煎世界チャンピオンが焙煎士がやってる珈琲屋「豆香洞(とうかどう)コーヒー」をレポートする!

福岡県大野城市白木原にある珈琲ショップ「豆香洞コーヒー」をごぞんじでしょうか?この店のオーナーは何と2013年の焙煎世界チャンピオン!この度この店を訪れ、コーヒーを堪能してきたのでレポートします。

「World Coffee Roasting Championship(WCRC)」という焙煎の世界大会が開かれているのを知ってますか?課題として3種の生豆が用意され、(1)豆の分析、(2)煎ったコーヒーの味(3)事前に出した計画書上の味との一致度、の三つで審査を受けるそうです。豆香洞コーヒーの店主で、自らを「焙煎士」と名乗る後藤直紀さんは、なんとWCRC2013のチャンピオン!つまり、焙煎の世界最高峰というわけです。

豆香洞コーヒーは西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線・白木原駅から徒歩3分のところに店を構えています。思いっきり線路沿いなのですぐに見つけられます。焙煎室がガラス張りで表に面していて赤い焙煎機が丸見えなのが印象的。古びた木の丸椅子の上に置かれたケトルもかわいいアクセントです。

豆香洞コーヒーの外観
店内はローストや抽出されたコーヒーの香ばしいに満ちています。この日はとても天気がよく、優しい日差しと相まみえてなんとも幸せに気分してくれます。

焙煎室には店主の後藤さんが額に汗を滲ませながら豆を煎っていました。その傍らでは女性がなにやら豆をいじっています。イイ豆を悪い豆を仕分けているそう。イイ豆とは形が整った豆のこと。形がいびつな悪い豆は適切に焙煎されず、コーヒーの味を著しく損なってしまうとか。

豆香洞コーヒーで豆の仕分けをする女性
下の写真はそうやって選びぬかれた生豆たち。どれもキレイな形をしてますね!美味しいコーヒーとはこういう細かい部分までこだわって始めてできあがるんですね~。

選びぬかれた生豆
店に入ると、男性の店員さんが「豆のお買い求めですか?喫茶ですか?」と声をかけてくれます。喫茶です。と答えると奥に通され、我々夫婦は6席ほどのカウンターに座らせていただくことに。

豆香洞コーヒーのカウンター
さて、いよいよ注文です。約20種類のコーヒーから選べます。コーヒーだけでなく、りんごジュースなどのソフトドリンクもいくらか準備されています。

今回は、店の名前が付けられている「豆香洞ブレンド」を注文することに。店の名前を付けるくらいですから、きっと自信に満ちたブレンドなのでしょう!

カウンターに座らせていただいたこともあり、店員さんがコーヒーを入れる様子をつぶさに観察することができました。手つきが丁寧かつ大胆。職人技って感じです。

特に興味深かかったのはお湯を注ぐ動作。僕が以前ならった方法では、最初に豆を蒸らすために注ぐお湯の量は、下の容器にコーヒーが落ちるか落ちないかのギリギリの量と聞きました。豆香洞コーヒーではそれよりも多め。10mLくらいは容器に出てきていたように思います。

それから、蒸らした後、抽出する時は、注いだお湯が全て落ち切らないうちに、次のお湯を注ぐと習いましたが、コチラでは注いだ分は全て落としきっていました。全て落としきるとエグ味や苦味が強くなると聞いていたので、少し不安になりました。

抽出を終えると、味見を始めました。味見するコーヒー屋さんって珍しい。他の店をしてるのかな。味見の仕方も丁寧。目を閉じて口の中全体を巡らせてる感じ。小さく頷いていたので美味しくドリップできてるのでしょう。

最後にスプーンを使って表面から何かを取り除いていると思ったら、それはなんと表面の泡でした。細かいところまで気を使っているんですねー。感動です。

豆香洞ブレンド
そうやって僕の手元に運ばれてきたのがコチラ。美しい色、そして芳醇な香り!ビスケットも付けてくれているのが嬉しい!

それではいただきます。

ズズ・・・

豆香洞ブレンドは中深煎りと書いてあったので、割りと苦味が強いのかと思いきや、意外とスッキリとした味わい。しかし決して薄いわけではありません。舌の先から奥の方へ送るとちょうどいい苦味を感じます。何と言っても香りがとてもいい!酸味は熱いうちはほとんど感じません。メニューに記載されていたとおり、「バランスのいい」コーヒーです。

冷めるのを待ってもう一度味わってみました。熱い時と比べて酸味が出てきました。かといってイヤ~な酸味ではなく、ここちいい酸味を味わえました。

僕は、飲み干した後のカップの中の香りも美味しいコーヒーの条件と思るんですが、さすが焙煎世界チャンピオンが焙煎するコーヒー。カップの香りまでいい香り。最後まで楽しませていただきました。

まとめ

WCRCを制覇した焙煎士が焙煎し、手際にいいドリッパーによって淹れられたコーヒーは絶品でした。今回は豆香洞コーヒーのハウスブレンドをいただいたので、味・香りのバランスが取れたコーヒーでした。次回足を運んだ時は、個性的でクセのある豆をどのように調理するか楽しんでみたいと思います。コーヒー好きのあなたは一度足を運んでみるべし!

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